「家計改善」のためにした方がいいことが分かっていても、なかなか行動に移せないことないですか?
具体的な手順をチェックリストにすることで、ゴールまでの道筋が明確になり行動しやすくなります。
かんたんですぐにできる「家計改善」項目を中心に、具体的な行動手順をまとめてみました。
家計改善のステップ
- 収支の把握
家計簿をつけて、毎月の収入と支出、残金を確認 - ライフプラン表の作成
将来のイベントや教育費などを把握して今後必要になるお金を見積もる - 固定費の削減
車両費、光熱費、格安SIM、保険料、サブスク代金の見直し - 節税
ふるさと納税、医療費控除、NISA、iDeCoの制度を活用 - 貯める
お金を3つの用途に分類
「家計改善」チェックリスト
収支の把握
家計簿をつけ始める前に自分にあった家計簿をみつけることが先決です。
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自分にあった家計簿の選び方
家計簿を継続させたいけれど、なかなか続かない。 た ...
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手書き家計簿
メリット:書くことでしっかりと振り返りができ、頭の中が整理される。
デメリット:手入力して、合計金額を計算するのが手間
エクセル家計簿
メリット:集計が自動で、グラフなどでしっかり分析ができる。
デメリット:ある程度のエクセル知識が必要
家計簿アプリ
メリット:クレジットカードの使用が多い方はほとんど自動で作成できる。
デメリット:銀行やクレジットカードの連携が大変。
収入、支出、貯蓄を月ごとに記録
毎月の収入、支出、貯蓄、残金を把握
ライフプラン表の作成
フォーマットを自作
手書きでもエクセルで作成してもOK!
テンプレートをダウンロード
無料のエクセルテンプレートをダウンロード
シュミレータを利用
時間をかけずに目安を知ることができる。
知るぽるとライフプランシミュレーション
ファイナンシャルプランナー(FP)に作成してもらう
豊富な知識でライフプランの作成をサポート
今年の収入、支出と現在の資産を把握
- 家計簿に記録した内容
- 資産(現金、銀行口座、車、持ち家など)と負債(住宅ローン、奨学金など)の把握
将来のイベントの洗い出し
結婚、出産、車買い替え、子供の入学、卒業、自宅購入、旅行など娯楽.etcをイベント欄に記録
今後必要になるお金を把握
イベントや教育費、老後費用を考慮して今後必要になるお金を割り出す。
マネープランを作成する
収入、支出のバランスを見直して1年ごとに収入、支出、資産の目標値を記入する。
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ワクワクする「未来逆算のライフプラン表」を作ろう!(エクセル無料テンプレートあり)
ライフプラン表を作ったことないけど、ワクワクするラ ...
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固定費削減
「かんたん!すぐできる!家計改善リスト」なので、住宅費削減の項目は外しています。
光熱費
住んでいる地域で契約できる電力会社をさがす。
このように検索すると、お住いの地域で契約できる電力会社の料金比較が一覧で表示されます。
乗り換え先の会社にネットまたはTELで申し込む
スマホ代
格安SIMのメリット、デメリットを調べる。
メリット:料金プランが安い
デメリット:キャリアメールが利用できない,LINEのID検索ができない,通信速度が遅くなる場合がある.etc
自分に合った格安SIMを選ぶ
このように検索すると、料金、容量などの比較表と詳細が分かります。
申込方法や手続方法を知りたい場合は、
のように検索すると、細かい申込手順を知ることができます。
乗り換え先の会社と契約する
乗り換え先の格安SIMが決定したら、公式ホームページにて手続きを行う。
保険料
- 保険のプロに相談
お金に関する幅広い知識や、相談者に合わせた提案ができる一方、手数料の多い保険を勧められたりするリスクもあり。 - 自分で調べて契約内容を変更する
知識が必要になるが、納得のいく保険に加入することができる。
公的医療保険の制度を理解する
国や企業の補償制度の内容を把握
- 健康保険
- 傷病手当金
- 高額療養費制度
- 失業手当
- 医療費控除
- 死亡退職金や慰霊金
- 遺族基礎年金
- 遺族厚生年金
これらの制度の内容を把握して、おこりうる不安に対して実際にかかる費用が分かるとどんな保険が必要になるかが分かります。
医療制度を理解した上で、適切な保険を選ぶ
-
生命保険の保険料を安くしたい方は、「不安を可視化」すると効果的です
生命保険の保険料を安くしたいけど、備えはしっかりと ...
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車両費
ひと月あたりの車両費を把握する。
- ガゾリン代
- 駐車場
- 高速代金
- 車両費
1ヶ月の車両費=車両購入費用÷使用予定月数(5年使用予定なら12×5=60) - 車検料金
1ヶ月の車検料金=車検料金÷24(2年おきに車検の場合) - 車両保険
- 税金
1ヶ月あたりの税金=税金÷12
月の車両費が5万円、毎月10回使用する場合は、1回あたり5000円(50000÷10)になります。
毎月の支出に占める車両費用を計算する
毎月の支出が20万で車両費が5万の場合は、5÷20×100=25%
妥当な金額ではないと判断した場合は、車両費を抑えるまたは、シャアリングカーの利用を検討する。
サブスク
ひと月にかかるサブスク料金を把握
どのようなサブスクを契約しているのかを確認する。
それぞれのサブスク料金の1回あたりの使用金額を把握
月500円で一ヶ月に5回使用なら500÷5=100
一回あたり100円
活用しきれていないサブスクがないか検討
費用対効果が低いサブスクを解約
迷う場合は、一度解約してみるのもよいかも。
節税
ふるさと納税
ふるさと納税とは、生まれた故郷や応援したい自治体に寄付ができる制度。
手続きすると、寄付金のうち2,000円を超える部分に所得税の還付、住民税の控除が受けられます。
- シュミレーションで現在の年収、家族構成を入力
- 年間の利用上限額を把握
- 寄付する自治体を選ぶ
- 自治体に寄付の申し込み
- お礼の品と必要書類が届く
- 確定申告またはワンストップ特例
- 自己負担額2000円を除いた額が、還付・控除される。
医療費控除
医療費控除とセルフメディケーション税制
医療費控除
その年の1月1日から12月31日までの間に自己または自己と生計を一にする配偶者やその他の親族のために医療費を支払った場合において、その支払った医療費が一定額を超えるときは、その医療費の額を基に計算される金額(下記「医療費控除の対象となる金額」参照))の所得控除を受けることができます。これを医療費控除といいます。セルフメディケーション税制
出典:国税庁
健康の保持増進及び疾病の予防として一定の取組を行っている方が、その年中に自己又は自己と生計を一にする配偶者その他の親族のために12,000円以上の対象医薬品を購入した場合には、「セルフメディケーション税制」(通常の医療費控除との選択適用)を受けることができます。
医療費控除とセルフメディケーション税制のどちらが対象になるかを把握
医療費控除:年間10万円を超えた場合(所得が200万円未満の人は所得金額×5%の額)超えた額について所得控除が受けられる。医療機関に払ったお金の他、通院のための交通費、ドラッグストアなどで購入した対象医薬品などが含まれます。
セルフメディケーション税制:ドラッグストアなどで購入した対象医薬品が12,000円以上(対象商品の場合はレシートに印がつきます)
※年間10万円を超えた場合でも、ドラッグストアなどで購入した対象医薬品金額の割合が多い場合は、セルフメディケーション税制を利用した方が所得控除が多くなる可能性があります。
確定申告をする
- 病院の領収書、ドラッグストアで発行されたレシートを保管
- 確定申告作成コーナーまたは税務署で入手できる申告書を用いて作成
- 税務署に提出
NISA
一般NISA:2014年1月にスタートした、個人投資家のための税制優遇制度です。NISAでは毎年120万円の非課税投資枠が設定され、株式・投資信託等の配当・譲渡益等が非課税対象となります。
出典:金融庁
つみたてNISA:特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です(2018年1月からスタート)。購入できる金額は年間40万円まで、購入方法は累積投資契約に基づく買付けに限られており、非課税期間は20年間であるほか、購入可能な商品は、長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託に限られています。
NISAのデメリットを把握
- 元本割れの可能性がある
- 損益通算ができない
- 取引できる金融商品が限られる
金融機関でNISA口座を開設
手数料や銘柄数などを比較して開設
本人確認書類を提出
- 免許証・保険証
- マイナンバーカード
の書類が必要になります。
口座開設通知を受け取る
金融機関の審査に通過すると、メールまたは郵送で完了通知が届く。
商品を選ぶ
年間の限度額内で運用する。
iDeCo
iDeCoとは、老後資金づくりを目的とする私的な年金制度のことです。
通常の資産運用と異なるのは、所得税・住民税が毎年軽減される一方で
- 引き出せるのは原則60歳から
- 途中解約ができない
このような特徴があります。
iDeCoを始める手順
- 加入資格の有無を確認
日本国内の20歳から60歳の国民年金加入者 - 掛け金の上限額を確認
自営業、会社員、公務員だど職種によって毎月の上限額がかわります。 - 運用商品を選ぶ
リスクが低い元本保証型または、リスクの高い元本変動型から自分にあった商品を選ぶ - 口座開設
- 個人型年金加入申出書や預金口座振替依頼書などの書類に記入
- 申込書類を提出
貯める
お金を3つの用途に分類
- 使うお金:日々の生活に必要なお金(基本生活費、住居費、その他の支出など)
- 貯めるお金:すぐに使うお金ではないけど、用途が決まっている(車購入費、旅費、子供の教育費など)
- 増やすお金:残ったお金(資産ー使うお金ー貯めるお金)
ライフプランを作成することで、お金を3つの用途に分類することができます。
- 年間の貯蓄目標額を決める。
- 固定費の削減で毎月の使うお金を減らす。
- 減らしたお金を貯めるお金にまわす。
- 毎月一定額を先取り貯蓄で貯める。
-
初心者にもおすすめ!資産形成を始める4つのステップ
資産形成って何から始めたらいいか分からない。お金を ...
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